世界の片隅より愛を込めて

30代主婦、(技術的)底辺プログラマーの緩い日常。

グレイテスト・ショーマン見た

なんで見たんだっけ…そうそう、大阪の登美丘高校のダンス部と平野ノラさんがコラボ!っていうのをどーなったんだっけってyoutubeで見て、そのダンス部がハリウッド映画の曲とコラボとかなんとか言って何その映画?って思ってなーんの予習もなく見たのが

グレイテスト・ショーマンだった。

 

どういう話か微塵も知らないで、ミュージカル映画ということも知らないで見たんですが、共感の嵐でした。

主に妻のチャリティに…!!

わかる…わかるよ、普通に慎ましく暮らしててもハッピーなのに

なんかよくわかんないけど自信家で割とサイコパスなのに何故か周りに人が集まっちゃって運も味方しているような旦那がギュンギュン暴走していく感じ!!

 

バーナムのように家族思いでもなければ妻に一途だった訳でもなかったけど、

その他は物凄く「ああ!そうそう元旦那はこんな風だった!」と思ってました。

 

なんかどっかのレビューで「リンゴを見て、若い頃にくれた人を思い出して「そうだ、ああいう人たちを集めて見世物にしよう」とかサイコパスすぎない?」みたいなレビュー見たけど、

や、いるんだよ、そういう人…!!!

 

マジで!?やっちゃうのそれ!?みたいなこと平気で思いついて(しかも悪気がなくて)、実行してなんか知らないけどうまく行っちゃう事もあるのorz

 

映画を見終わってから、色んな人の色んな感想を読み漁った。

そして、賛否両論いっぱい見たんだけど

まあ私はこの映画肯定派です。

ていうか大好きです。

 

なんていうか苦しくない。

 

苦しいのは現実だけでいいw

 

リアリティも話の深みもいらない。

ただただ「良かったね!」って言えるハッピーエンドと圧巻のパフォーマンスと音楽。

素敵でした。

 

フリークスたちがバーナムをあっさり許しすぎっていうレビューもあったけど

わかる。許すわ。

信じてたのに裏切られると、すっごい悲しいけど

虐げられ続けてると「怒る」っていうか「悲しい」んだよね。

それでも「THIS IS ME」を歌えるぐらい自尊心が芽生えて来てて、

それすらバーナムがくれたものかもしれなくて

更にバーナム、フィリップを助けに火事の中突っ込んでっちゃうんだもん。

今まで過ごして来た日々やサーカスでの大喝采、熱狂…一度間違えてしまったからって、忘れることはできないし、許してしまうというのは、それが逆にどれだけフリークスたちがひどい状況に今までいたのかっていう話でもあるんじゃないかなと、ちょっと思ったのでした。

 

ひどい!って怒れるうちは、自尊心があるんですよ。

「こんな扱いを受けていい私じゃない」って思えてるから。

でも、続くうちに「こんなことされるのは私が悪いから」になっちゃうんじゃないかな。。。

許せるわけない!って人は、そう育ったことに感謝していいと思う。

 

歌姫の気持ちも超わかる(笑)

少年のように目をキラキラさせてウルトラポジティブで「君の歌は本物だ」って言われたら好きになるよね!!

バーナムがチャリティと子供達の所に戻ったのが「よく思いとどまったな!」って感じだったよ(笑)

もうね、バーナムの説得が下手すぎるw

「君が公演をキャンセルしたら僕は破産する」

「全てを賭けたんだ」

ってそんなの

歌姫ジェニーからしたら

「知らんがな」

だから!笑

もっと高尚なこと言おうよ、「僕のことはいくらでもあとで詰っていい、でも君の歌を全米に届けるという夢を諦めたくない」とかさー。

ここも「わかるわーーー」の嵐だった。

「なんで私がそれを考慮しなきゃいけないの」って思うよね、ねージェニー(友達かw)

 

私はこの映画、伝記映画だとは思ってないし

日本で言うところの「水戸黄門」「暴れん坊将軍」みたいな位置付けの映画だなと思いました。

助さん格さんがさ…印籠取り出す所に誰も文句言わないでしょ?「史実か!?」って騒ぎ立てないでしょ?

吉宗公がマジで江戸市中を徘徊しチャンバラしてたのか!?とか言わないでしょ?

そんな感じ。

 

史実のバーナムさんも、歌姫ジェニーのことも、親指トム将軍のことも

ざっと調べました。

 

それでもやっぱりこの映画大好きです。

ミュージカルが好きな方はぜひ。